第10回 府中文化村

講演・交流会

「今ネットショッピングが大乱戦」

【2015年01月22日開催】 

「eコマース、大乱戦」

eコマースとはインターネット上の取引で電子化された取引全般のことですが、現在この業界がとても熱く、大乱戦だそうです。

府中文化村でもお馴染みで有限会社ノアコミュニケーションズ杉並オフィスwebアドバイザーの冨田さんにこの熱いネットショッピングについて講演していただきました。

 

食材・洋服・生活必需品から娯楽などなど、わたしたちはいつも買い物をしますが、いつも駅前や町の商業施設、コンビニなどに行きます。インターネットでのショッピングは「買い物をする場所の選択肢の一つ」であるといいます。時代の流れでも大きな町の百貨店から始まり、地元のスーパーで買い物をするようになり、最近は家の近くのコンビニでも何でも買える時代になりました。ネットショッピングはどうでしょうか。これはインターネットが繋がっているケータイ・スマホやパソコンさえあればどこでも利用できますが、一般的に自宅でパソコンから注文するといったことが多いでしょう。

この話題の面白いところは「百貨店⇒スーパー⇒コンビニ⇒ネットショッピング(自宅)」という流れはどんどん距離的に自宅、私たちに近づいているということです。これには賛否両論、様々な見地があると思いますが、利便性の面からみると驚くことにこの距離的な推移が現代の買い物の形を変えていることは間違いないと考えられます。

また何故いまeコマースが大乱戦なのか、その理由は「eコマース業界」「ペット産業」のみが右肩上がりで売上が伸びているそうです。これは不景気から少しずつ景気が良くなっているとはいえ、なかなかビジネスでも厳しい時代にもかかわらず伸びている業界ということがその理由にもなっていると思います。しかし一方で、ネットショッピングは個人情報の抜き取りなど不安な面を示唆する人が多いことも事実です。これに対して冨田さんはこれからのビジネスのため法整備がまだ整っていないのが事実だと語ります。しかし、これは今とても注目されている業界だということの証しだと言います。

 

インターネットでの取引は購入者ー販売者それぞれの顔をみて売買しないという特質があるだけ、現在では敬遠する人も多いでしょう。しかし、今までは距離が問題で購入できなかった商品の獲得、例えば九州の地元でしか売られていないような名産品の購入や、日本全国、もしくは世界のより多くの人々に商品を売って流通させることができるという醍醐味があります。

ネット売買の法整備が整えば、いずれ地元の農家の野菜が日本全国で流通し愛されるような日がもうすぐに迫っているのではないでしょうか。府中文化村でもネットをもっと駆使し、府中から日本を元気にする方策が打ち出せるのではないか、考えていこうと思います。